Gordini theory

February 2012Posted by czr

私見！ルノーゴルディーニ論

ルノー・ジャポンさんから定期的にe-mailでいただいているニュースレター2011.Vol.05にルノートゥインゴゴルディーニR.S.が紹介されていた。古くからのゴルディーニファンの心もくすぐるなかなかのプロモーションだ

子供の頃からルノードーフィンやR8のゴルディーニにあこがれていたボクにとって昨今のゴルディーニ（の名前!?）復活はうれしいことだ。　でも元来チョッとおヘソが曲がっている？ボクはステアリングにまでブルーに2本のホワイトストライプをあしらったオーバーコスメティックチューン？な印象や同様なゴルディーニカラーのウェアやカバン等のグッズも揃えた営業戦略？には「硬派のゴルディーニがこれで良いのか」と？マークが付いてしまったり、チョッと複雑な気持ちになったのも事実かも。　ひょっとしたら同じように感じるヒトは他にもみえるかもしれないとも思い私見を少し・・・　でも考えてみれば、そんな難いこと言いながらも一方では結構いい加減なボクなんて、かつて長年愛用していた「ルノー25 V6i」は特に何のチューニングもしてなかったけど（マフラーとショックアブソーバーのみダメになった時点でスポーツ志向にいじったけど）それとなくリアにGORDINIの文字を張り付けていて指摘されると「古くからのゴルディーニ好きのジョーク！ジョーク！」なんて笑って結構喜んでいたっけ…↓

そう考えれば、昨今のルーテシアやトゥインゴ、はたまた最新のウインドにまで展開されるニューエイジ・ゴルディーニ達もメーカー直々に真剣に仕立て上げてくれた我々ゴルディーニファンを喜ばせるための「純正ジョーク！？」と言ってしまったら言い過ぎで叱られるだろうか。
そうだ！やはり本物のルノーゴルディーニは、'70年代までのアメデ・ゴルディーニ氏がご健在であった頃に直接関与されたと思われるR.ドーフィンゴルディーニ、R8 ゴルディーニ、R12 ゴルディーニまでではないか↓

'70年代にはもう1台R17ゴルディーニなんてのも居たが既にメーカーチューンで存在したR17 TSの名前を変えただけ？の印象で（詳細知りません。詳しい方教えて下さい）、古くからのゴルディーニファンを喜ばせるためのジョーク第1号だった？気もする↓

他にも実質的にルノーゴルディーニの血筋を引き継いでいた（と思う）ルノー5アルピーヌ
（参考：かつての愛車↓）

も英国仕様のみはR5ゴルディーニと名乗っていてリアにはGORDINIエンブレムが付いていた。これはご存知のように当時Sunbeam Alpineという先住車が居た英国内では同名では共存できなかったためと言われる。
こんな写真もアルバムにあった↓

今度のR.トゥインゴゴルディーニRSは、先に世に出ていたガチガチチューン!?のトゥインゴRSに対して乗り心地も良くなっているそうで、ほど好くスポーツチューンされた豪華版といった位置付けなのかもしれない。実は元祖！ルノーゴルディーニとなるドーフィンの場合もゴルディーニよりもっと硬派の競技用ホモロゲーションモデルとも言える型式番号をそのまま車名にしてしまった “1093”が存在し↓

それに対してゴルディーニは一般ユース向け高性能豪華版という位置付けであり、R8登場後のモデル末期は後期型ゴルディーニR1095のみがおそらく最高級ドーフィンとして生き残って生産し続けられていたと記憶する。
個人的には、昨今のゴルディーニを名乗るハッチバックボーイズレーサー達も良いが、やはりルノーゴルディーニというと羊の皮を被った狼という魅力的な形容が似合う4ドアスポーツセダンが適任という思いがどうしても強く、比較的近年のルノー（系列）車の中ではコイツにゴルディーニを名乗って欲しかったなあと思っているお気に入りの1台があり、最近1/43ミニチュアカーを入手できたので紹介してみる。ルノーグループのルーマニアのメーカー＝Daciaがルノー・日産同盟のマーチやクリオのBプラットフォームをベースに造り上げたLoganのCup Carだ↓